uropatho’s diary

泌尿器病理医によるブログ

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精巣腫瘍の組織像【セミノーマ】

こんにちは。 精巣腫瘍で最も頻度が多いのがセミノーマです。50%程度。 このseminoma と non-seminoma の鑑別は病理診断において重要なのですが、pure seminoma は均一な組織像を示すことが多いので精巣腫瘍の診断ではもっともわかりやすいと思います。 ↓ …

潰瘍性大腸炎におけるMatts grade について【組織】

こんにちは。 潰瘍性大腸炎症例で、生検されてきた場合にMatts分類の記載を依頼されることがあります。しかし手持ちの成書には載っていないので調べてみました。 Mattsの生検組織所見スコア Mattsの内視鏡所見スコア 尺度の違いについての注意 基本的にUlcer…

Renal dysplasia の組織像

こんにちは。 あまり目にすることは無いと思いますが、renal dysplasia の症例です。 教科書的には ・先天的な renal malformation ・ureteric bud と metanephric blastema の交通不全から生じる ・1000~4000人に1人で比較的 common ・鑑別診断は, autosom…

【前立腺癌】基底細胞様の形態をとる carcinoma cell について

こんにちは。 以前からなんとなく認識していたのですが、IDC-Pの概念を知ってからは特に「基底細胞様の形態をとる癌細胞」が気になります。 こちらは前立腺全摘標本の一部に見られた癌腺管です ↓ 。 その拡大 ↓ 境界明瞭な癌胞巣がみられ、篩状構造をとる Gl…

「胃癌 gastric cancer」の病理診断フォーマット。癌取扱い規約に準じた記載。

こんにちは。 胃癌取扱い規約の第15版が2017年10月発売ですので1年以上経過しています。 しかし未だに規約の内容が覚えきれないので、勉強がてら備忘録としてメモしておきます。 筆者なりの解釈や改変が入っているので実際の規約を基本としてください。 胃癌…

前立腺生検本数は12本までにして欲しいという願い。

こんにちは。 泌尿器病理医が日々思ったことなどを書いています。 先日、他院の標本ですが前立腺生検を拝見しました。 なんと24本生検! 日常的にやっているのか、たまたま多いのかわかりませんが、勘弁して欲しいと感じたのが正直なところです。 昔は6本…

スピロノラクトン体の目立つ副腎皮質腺腫(組織像)

こんにちは。 一般的に副腎皮質腺腫の中でアルドステロン産生腫瘍はサイズが小さいことが多いです。アルドステロン産生腺腫 (aldosteron producing adenoma: APA)により原発性アルドステロン症を生じるのですが、時にスピロノラクトン体が目立つ症例がありま…

前立腺におけるIDC-Pについて

こんにちは 前立腺癌では導管内に癌が進展・増殖する場合があり、intraductal carcinoma of the prostate: IDC-P と呼ばれます。 2016年のWHOブルーブックでは「intraductal carcinoma」として記載されています。 WHO Classification of Tumours of the Urin…

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